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美味しいカクテルと共に味わう至福のとき

忘れられない夜になるでしょう

18世紀頃、メキシコのユカタン半島にあるカンペチェという港町にイギリス船が入港したときのこと、船員達は町の居酒屋に立ち寄り、渇きを癒していた。当時、イギリス人達は酒をほぼストレートでしか飲んでいなかった。

しかしカンペチェでは「ブランデーやラムに砂糖などをミックスした飲み物(drac・ドラック)」が流行していた。この飲み物はイギリス人達の興味を引くものだった。ドラックは厚手のグラスに材料を入れ、木製のスティックで攪拌して作られるものであった。

あるとき、船員は店員の少年に「それはなんだ?」とたずねた。船員はその飲み物の名をたずねたのであるが、少年は攪拌に使用したスティックのことをたずねられたと思い、「これはコーラ・デ・ガジョ(cola de gallo スペイン語で「雄鶏の尻尾」の意)です」と答えた。その道具の形が雄鶏の尻尾に似ていたからである。

ともあれ、船員はその飲み物を「コーラ・デ・ガジョ」を英語に訳した「テール・オブ・コック」と言う名で呼ぶようになった。このエピソードはカンペチェに入港する船員たちに広まり、次第に他の地域の酒場でもこの名を使用するようになっていく。

そのうちに「テール・オブ・コック」を1語とした「cock tail ・カクテル」という語句が生まれ、それがミクスト・ドリンク全般を指すようになっていった。